Notionの料金プラン比較【2026年9月版】Free/Plus/Business/Enterpriseの選び方

有料プランに上げるかどうかで迷ったとき、多くの人が見落とすポイントがひとつあります。Notionのプランを上げると「容量・権限・AI」は増えますが、「社外の相手への通知」はどのプランでも増えません。
この記事は、Notionをこれから有料化しようか検討している個人・チームの担当者に向けて、Free/Plus/Business/Enterprise の違いを比較表で整理し、利用シーン別にどれを選ぶべきかを客観的に判断できるようにするものです。あわせて、料金表だけを見ていると気づきにくい「プランを上げても埋まらない穴」も扱います。
要点(TL;DR)
- Notionの有料プラン(Plus/Business/Enterprise)は、主にファイル容量・ページ履歴・権限管理・AI機能の上限を外すためのもの。
- 個人〜少人数は Free で足りることが多く、容量やゲスト招待の上限に当たったら Plus を検討するのが基本。Business はSAML SSOや細かな権限など「会社としての統制」が要る段階、Enterprise は大組織のセキュリティ要件向け。
- 年払いは月払いより最大2割ほど割安。価格は改定されるため、最新額は必ず公式ページで確認する。
- どのプランを選んでも、Notionを使っていない社外の相手(取引先・顧客)へ双方向で通知を届ける機能は含まれない。ここは料金比較とは別レイヤーの課題として切り分ける。
Notionの料金プラン4つを整理する(2026年9月時点の目安)
Notionの料金プランは Free / Plus / Business / Enterprise の4段階です。上位プランほど、ファイル容量・ページ履歴・ゲスト招待数の上限が緩み、権限管理やAI機能が加わります。
まず全体像を比較表で確認します。価格はユーザー1人あたり・年払い時の目安で、記事内の他の数値も含めて改定される可能性があります。
| 項目 | Free | Plus | Business | Enterprise |
|---|---|---|---|---|
| 月額(年払い時の目安・1人あたり) | ¥0 | 約¥1,600〜/月 | 約¥3,100〜/月 | 要問い合わせ |
| 主な対象 | 個人・お試し | 小規模チーム | 会社・部門 | 大規模組織 |
| ファイルアップロード上限 | 1ファイル5MB | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| ページ履歴(版の巻き戻し) | 7日 | 30日 | 90日 | 無期限 |
| ゲスト招待数 | 10人まで | 100人まで | 250人まで | 250人以上(拡張可) |
| チームスペース | 基本 | 基本 | プライベート/権限付き | 高度な統制 |
| SAML SSO・監査ログ | × | × | 一部〜○ | ○ |
| Notion AI(高度な機能) | 制限あり | 制限あり | フル活用向け | フル活用+統制 |
| 対象規模の目安 | 1人 | 数人 | 〜100人規模 | 100人超 |
⚠️ 価格・上限は変わります。正確な最新価格と各プランの細目は、必ずNotion公式の料金ページで確認してください。本表は「どのプランで何が変わるか」の構造をつかむための目安です。
構造だけ押さえておくと判断が速くなります。Free→Plusは「容量と履歴と招待枠の壁」を外すため、Plus→Businessは「会社としての権限・統制」を得るため、Business→Enterpriseは「大組織のセキュリティ要件」を満たすため、という3つのジャンプです。
どのプランがどんな人・チームに向くか
プラン選びは「今どの上限に当たっているか」で決まります。機能を眺めて選ぶより、困りごとから逆算するほうが失敗しません。
Freeで十分な人(個人利用・小規模の情報整理)
Notionを個人のメモ・タスク管理・情報整理に使う範囲なら、Freeで十分なケースが大半です。 ブロック数の実質的な制限は個人利用では緩く、データベースもページも作れます。
Freeで気をつけるのは主に3点だけです。①1ファイルの添付が5MBまで、②ページ履歴(過去の版に戻せる期間)が7日、③外部ゲストの招待が10人まで。この3つに当たらないうちは、無料のまま使い続けて問題ありません。
💡 まず無料で使い倒し、上限に「実際にぶつかってから」有料化を判断するのが、無駄のない進め方です。使い方の全体像はNotionの使い方ガイドにまとめています。
学生・教育関係者の選び方(教育プランの活用)
学校のメールアドレスなど教育機関に在籍していることを確認できる学生・教員は、認証を条件にPlus相当の機能を無料〜割引価格で使える教育向けプランの対象になる場合があります。 ゼミ・サークルでの共同作業や個人の課題管理でFreeの上限(ファイル5MB・ゲスト10人など)に当たった学生は、有料化の前にまず教育プランの対象かどうかを確認するのが無駄のない選び方です。対象条件・提供内容は変更されることがあるため、該当する場合はNotion公式の料金ページで最新の教育プラン案内を確認してください。
Plusが必要になるタイミング(ファイル容量・ページ履歴・ゲスト10人超)
Plusは、Freeの3つの上限のいずれかに当たった小規模チーム向けのプランです。 大きめの画像やPDFを日常的に添付する、過去30日分まで版を巻き戻したい、社外ゲストを10人より多く招きたい——このどれかが該当したらPlusの出番です。
逆に言えば、これらに当たっていないのにPlusへ上げても、体感できる変化は小さいままです。ベネフィットは「容量・履歴・招待枠の天井を気にせず共同作業できる」こと。ここを目的に切り替えるのが妥当です。
Business以上が要る人(AI機能フル活用・SAML SSO・監査ログ等の会社統制)
Businessは、個人やチームの便利さではなく「会社としての統制」が必要になった段階のプランです。 具体的には、SAML SSO(シングルサインオン)でログインを一元管理したい、データベース単位で細かく閲覧・編集権限を分けたい、プライベートなチームスペースを設けたい、といった要件です。
加えて、Notion AI を組織で本格活用する場面(後述の Notion Agent や AI Meeting Notes、社内横断の Enterprise Search など)も、Business以上が前提になります。管理・セキュリティ・AIをまとめて底上げしたい会社が対象です。
Enterpriseの対象(100名超・ゼロデータ保持などのセキュリティ要件)
Enterpriseは、100名を超える組織や、監査・コンプライアンス要件が厳しい企業向けのプランです。 ゼロデータ保持(AI処理でデータを保持させない設定)、SOC 2 などの認証を前提とした運用、高度な監査ログ、専任サポートなどが該当します。価格は組織規模に応じた個別見積もりです。
💡 「便利だから」ではなく「要件で必須だから」上げるのがBusiness/Enterprise。要件がないのに上げると、費用対効果が合いにくくなります。
Business以上で使えるNotion AI機能
Notion AI には、上位プランでこそ活きる機能が含まれます。代表的なものを整理します。
| AI機能 | 概要 | 想定シーン |
|---|---|---|
| Notion Agent | 指示に沿ってページ作成・整理・調査を代行するAIエージェント | 定型のドキュメント作成・情報収集 |
| AI Meeting Notes | 会議の音声から議事録・要点を自動生成 | 打ち合わせ記録の省力化 |
| Enterprise Search | ワークスペース横断でAIが検索・回答 | 社内ナレッジの横断検索 |
これらは「Notionの中で完結する作業」を速くする機能です。ベネフィットは明確ですが、あくまで社内・ワークスペース内向けの高速化であり、後述する「社外への通知」とは守備範囲が異なります。
料金表からは見えない、もう一つの壁
ここまでの比較で分かるとおり、Plus・Business・Enterprise の差は容量・権限・AIに集約されます。ここで見落とされがちな事実があります。
どの有料プランに上げても、「Notionを使っていない社外の相手へ、自動で通知を届ける」機能は増えません。 ゲスト招待数は Free 10人 → Plus 100人 → Business 250人…と増えますが、招待できる人数が増えることと、招待した相手が実際に気づいて動くことは別の話です。
Notion標準のリマインダーやメンション通知は、「Notionを開いている本人」に向けたものです。招待された社外ゲストがNotionのアカウントを作らず、そのページを開かなければ、期日が来ても本人は気づけませんし、返信もできません。この構造は、プランをいくら上げても変わりません。
下の図は、プランを上げたときに「増えるもの」と「増えないもの」を対比したものです。
つまり、社外の取引先や顧客への追客・督促は、プランの上下ではなく「別レイヤー」で考えるべき課題です。ここを混同すると、本来Free/Plusで足りる会社が、社外連絡のために不要にBusiness/Enterpriseを検討してしまうことがあります。Notion自動化そのものの守備範囲はNotion自動化の限界と対処、社外共有時の通知の考え方はNotionを使わない相手への外部通知で詳しく整理しています。
その穴だけを補う軽量な選択肢
社外への双方向通知という一点だけを補う方法として、Notionに外付けする通知ツールがあります。その一例が Kapsel です。
Kapselとは、Notionの期日・担当・ステータスを監視して、メールで自動リマインドを送る通知ツールです。 Notionを使っていない社外の相手(取引先・顧客)にも、メール・ログイン不要で届く点が中心的な特徴です。
実装済みの範囲を整理します。
- 監視して自動送信:Notionの期日・担当・ステータスの変化を見て、メールでリマインドを自動送信。手作業の催促をなくせます。
- 社外にも届く:受信者はNotionアカウント不要。メールで受け取れるため、Notion非利用の相手にも届きます。
- ワンクリックで双方向:受信者がメール内のボタンを押すと、Notionのステータスに書き戻ります。相手にNotionの操作を覚えてもらう必要がありません。
- 事故を防ぐ:完了・入金済みの相手には送りません。「払った人に督促が飛ぶ」事故を避けられます。
- 運用を細かく調整:期限超過の督促、対象の絞り込み、定期便、送信記録、差し込み変数に対応。誰に・いつ・何を送るかを制御できます。
- Proの上乗せ:複数のNotionワークスペース、差出人ブランディング(会社名・署名・ロゴ)に対応します。
💡 ポイントは「Notionのプランを上げる話ではない」こと。Notion側はFree/Plusのまま、社外通知の一点だけを外付けで補う——という位置づけです。
Kapselの料金(税込)
Kapselの料金は、Notion本体の費用に上乗せする「軽量な追加レイヤー」として設計されています。
| プラン | 月額(税込) | 位置づけ |
|---|---|---|
| Free | ¥0 | まず無料で試す |
| Standard | ¥1,980 | 本格運用の基本 |
| Pro | ¥4,980 | 複数ワークスペース・差出人ブランディング |
Notionの有料プランが「容量・権限・AI」への投資であるのに対し、Kapselは「社外への双方向通知」だけを担う別レイヤーです。両者は競合せず、目的が異なります。
NotionプランとKapselの組み合わせ方(まとめ)
結論はシンプルです。プラン選びは「今どの上限に当たっているか」で決め、社外への追客・督促は別レイヤーで補う。 この2つを分けて考えると、過不足のない選択になります。
- 個人・少人数で上限に当たっていない → Notion Free のままでよい。
- 容量・履歴・ゲスト枠の壁に当たった → Notion Plus を検討。
- 会社としての権限・SSO・AI統制が必要 → Notion Business 以上。
- 100名超・厳格なセキュリティ要件 → Notion Enterprise。
- どのプランでも、社外への双方向通知は増えない → その一点だけを外付けで補う。
次のアクションは2つです。①最新価格と各プランの細目をNotion公式の料金ページで確認する。②社外への通知に課題があるなら、Notionのプランはそのままに、社外への自動リマインドを試してみる。Kapselには無料プラン(¥0)があり、追加のプラン変更なしで試せます。
よくある質問
Q. Notionの料金プランはいくらですか(Free/Plus/Business/Enterpriseの最新価格) Freeは¥0です。Plusは1人あたり月額約¥1,600〜、Businessは約¥3,100〜(いずれも年払い時の目安)、Enterpriseは要問い合わせです。価格は改定されるため、正確な額は必ずNotion公式の料金ページで確認してください。
Q. Notion Plusプランでできることは何ですか Plusは、Freeの主要な上限を外すプランです。ファイルアップロードが無制限になり、ページ履歴が30日に延び、ゲスト招待が100人まで増えます。大きめの添付や社外との共同作業が増えた小規模チームが対象です。
Q. Notion Businessプランは何人から必要ですか 人数よりも「要件」で判断します。SAML SSO、データベース単位の細かな権限、プライベートチームスペース、Notion AIの本格活用といった会社統制が必要になった段階でBusinessを検討します。数人規模でも要件があればBusiness、数十人でも要件がなければPlusで足りることがあります。
Q. Notionは無料でどこまで使えますか 個人のメモ・タスク管理・情報整理なら、Freeで十分なケースが大半です。主な制約は、1ファイル5MBの添付上限、ページ履歴7日、ゲスト招待10人までの3点です。ここに当たらないうちは無料のまま使えます。
Q. Notionの有料プランは年払いと月払いどちらがお得ですか 年払いのほうが割安です。プランによりますが、月払いに対して最大2割ほど安くなります。長期利用が確実なら年払い、まず短期で試すなら月払い、という使い分けが無難です。
Q. Notion AIを使うにはどのプランが必要ですか 基本的なAI機能は下位プランでも一部使えますが、Notion AgentやAI Meeting Notes、Enterprise Searchといった高度な機能を本格活用するにはBusiness以上が前提です。組織でAIを統制しながら使う場合はEnterpriseが対象になります。
Q. Notionのゲスト招待人数はプランごとに何人まで増えますか 目安として、Freeは10人、Plusは100人、Businessは250人、Enterpriseはそれ以上(拡張可)です。ただし招待できる人数が増えても、招待した相手がNotionを開かなければ通知には気づけません。人数の上限と「相手が気づくかどうか」は別の問題です。
Q. Notionの通知(リマインダー)は社外の取引先にも届きますか 標準のリマインダーやメンション通知は、Notionを開いている本人向けのため、Notionを使っていない社外の取引先には基本的に届きません。これはどの料金プランでも同じです。社外へ自動で届けたい場合は、Kapselのようにメールで送り、受信者のワンクリックでNotionに書き戻る外付けの仕組みが必要になります。
Q. Notionのプランのアップグレード・ダウングレードはどう手続きしますか。領収書は発行されますか プラン変更はワークスペースの設定画面から行え、アップグレードは即時反映、ダウングレードは請求サイクルの区切りで反映されるのが一般的です。支払い済み金額の日割り精算の扱いや領収書(請求書)の発行方法も設定画面の請求管理から確認できます。手続きの詳細な画面手順は変更される可能性があるため、最新の操作方法はNotion公式の料金ページおよびNotion公式ヘルプで確認してください。
補足・注記
- 本記事の公開日は2026年9月24日です。Notionの料金・容量・ページ履歴・ゲスト招待数・AI機能の各仕様は改定される可能性があり、記載値はいずれも執筆時点の目安です。最新かつ正確な情報は、一次情報であるNotion公式の料金ページおよびNotion公式ヘルプで確認してください。
- 比較表の価格は「1人あたり・年払い時」の目安を示したものです。月払いは割高になり、Enterpriseは組織規模に応じた個別見積もりです。
- Kapselの機能・料金(Free ¥0 / Standard ¥1,980 / Pro ¥4,980、税込)も執筆時点のものです。本記事で紹介したKapselの機能は、いずれも執筆時点で実装済みの範囲に限っています。


